ドラマを見るためには…

今回のブログは、TVドラマ『みにくいアヒルの子』をどのようにすれば見ることができるかという話題です(ただし、このブログを読んでもドラマが見られるようになるわけではありませんので、ご容赦くださいね)。
というのも、皆様ご存じのとおり、このドラマは1996年当時にVHSが発売されて以来、DVD化されることなく現在に至っており、また長年にわたって再放送もされていないことからドラマ自体を見ることが非常に困難なのです。

ネット上では、ファンの間でDVD化や再放送を願うコメントが多数見受けられるのですが、『みにくいアヒルの子』のような優れたドラマを見る機会が今後ますます少なくなるかと思うと残念でなりません(サイト『再放送して欲しいテレビ番組』ではTVドラマ『みにくいアヒルの子』が366票で1位/2021年5月16日現在)。おそらくこのドラマを完全な状態で見ようと思ったら、当時発売されたVHSを入手するか、過去にドラマをダビングしている方が個人的に鑑賞するかしか無いのでしょう。
しかし、中古VHSの値段が非常に高額ですし、そもそもほとんど取り扱われていないのが現状です。管理人が最近目にしたのは、某フリマアプリで90,000円近い値段が付いていました(5巻セット)。これまで120,000円ほどの値段も見たことがあります。とは言え、絶対に入手できないというわけではありませんし(Amazonヤフオク!などでも中古販売を確認できます)、単体の巻によっては数千円と比較的安価に入手できることもありますから、ファンにとってはまだ希望はあるのかもしれません。

実は数年、このようなことを思案していたら、ちょうど一年前の5月に嬉しい発見がありました。昨年のコロナ禍で“ステイホーム”が叫ばれていた中、過去のTVドラマの再放送などが話題になりましたが、『日刊SPA!』(2020年5月23日)に「コロナ禍で再放送ドラマが好調。テレビマンがもう一度観たい作品は?」という記事があり、なんと『みにくいアヒルの子』に関する言及があったのです。「キー局でドラマプロデューサーを務めるA氏」という方の語ったところによると、「もう一作は、同じく教師モノの『みにくいアヒルの子』(フジ系、1996年放送)です。VHS版はリリースされているのですがDVD化はされておらず、レンタルショップなどにもなかなか置いていない“幻の名作”と言われているドラマで、『女王の教室』とは打って変わって岸谷五朗さん演じるガースケという純粋無垢な熱血教師が主人公の王道モノです。ただ、1話と最終回に心を揺さぶられる衝撃的な展開がリンクするように丁寧に描かれており、今見ても胸に響く作品だと思います。主題歌が松山千春さんの名曲『君を忘れない』でこれもピッタリなんですよね」とあり、やはり現在に至るまでテレビ業界の中でも熱望されている作品だということが分かりました。“幻の名作”が、“幻”のまま終わらないことを祈ります。

さて、話は続きますが、『みにくいアヒルの子』は誰もが知っているような有名な動画配信・オンデマンド配信サービスなどでも見ることはできません。フジテレビの動画配信サービス『FOD』でさえ配信されていないので―もちろん、そのようなドラマは他にもたくさんありますが、何かしら事情があるのでしょう。『VODZOO』というサイトには「みにくいアヒルの子の動画を視聴する方法を徹底解説!」というタイトルで、16ものVOD(動画配信サービス)を調査した熱心な記事を確認することができます(残念ながら、いずれにも配信されていないという結論が書かれていますが)。
もう一つ触れておきたいのは『YouTube』。ただし、こちらのサイトで確認できるドラマは、違法アップロードかそれに準ずるものが多いでしょうから、視聴はおススメできません。実際、最近まで『みにくいアヒルの子』全話がアップされていたのですが、現在では削除されているようです。過去のドラマを正当な方法で見ることができないというのは、このような状況を生みやすくしているのかもしれません。
最後に、『TSUTAYA』などの大手レンタル店についても述べておきます。確かにTSUTAYAの場合、過去のVHS等を検索はできるのですが、各店舗の在庫状況が比較的調べにくく状況がつかめません。おそらくはもうほとんどの店舗で扱っていないのでしょう。あるいは、もしかしたら全国の小~中規模のレンタル店や中古VHS販売店では、作品を取り扱っているところがあるかもしれません(業界に詳しくないので、あくまで想像ですが)。

以上のように概観すると、やはり『みにくいアヒルの子』を誰もが鑑賞するのは、今のところ難しいと言わざるをえません。過去の優れた作品を遺していくことが、それに関わる者の使命であると思うのですが、DVD化までとはいかなくても、近い将来、再放送やネット配信されることを強く望んでいます。ファンの方々ともこの想いを共有できましたら幸いです。
なお、このような状況下で管理人は、入手困難なVHS等の郵送レンタルサービスを扱う『株式会社Kプラス』という会社を利用してみました。少々値段はかかりますが、中古VHSはもとよりビデオデッキのレンタルまでして頂けるのでとても安心でした。補足までに、本稿下にレンタルした実物の写真を載せておきます(Kプラス様に許可済)。

今回引用させて頂いた記事や話題に挙げたサイトについてはリンクを貼ってありますので、参照される場合は“赤文字”をそのままクリックしてみてください。
いつかTVドラマ『みにくいアヒルの子』を懐かしみながら、笑ったり泣いたりして誰もが見ることのできる日が来ると良いですね…。

※引用図版の出典:
左(上):VHS『みにくいアヒルの子1』(1996年、日本コロムビア) 
第1話「涙の一番星」のワンシーンより。
右(下):VHS『みにくいアヒルの子4』(1996年、日本コロムビア) 
最終話「最後の授業」のワンシーンより。

   レンタルしたVHS『みにくいアヒルの子』

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